前立腺全摘出後まもなく2年。男性機能に新たな変化が・・

経過観察

こんにちは。

いつもなすB-のガンバル日記をお越しいただきありがとうございます。

しばらく間、特に状況に変化がありませんでしたので当ブログの更新をしていませんでしたが、

まもなく前立腺全摘出手術を施術して2年が経過しようとしてるところで「微妙」な変化に気が付きましたので投稿します。

外来診察を来月に控え男性機能の様子に少し変化がありました。

前立腺の疾病の向けた治療方法を選択される上で、その選択が男性機能にどの程度の影響が出るのか危惧されると思います。

手術後の経過は当サイトで報告させていただきましたが、最近の変化についてご参考情報として追加投稿します。

尚、投稿の内容はなすBー個人の一例である事をご理解の上ご覧ください。

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気が付いた事は・・・

冒頭から唐突な内容で恐縮ですが「陰茎」が小さくなっている感じがします。

元々「大きい」とは言えませんが贔屓目に見て一般的な「標準サイズ」と思っており

子孫継承のための必要最低条件を満たすための基本機能はありましたので「まぁ~」良しとします。

近況(現象)は心なしか「部分的に細く・小さく」なっている様に感じました。

頭を過ぎった言葉は「陰茎委縮」・・・。

前立腺全摘出手術の「後遺症または副作用」としてそんな言葉が有った様に思いました。

前立腺摘出後に一般的に起こる男性機能への影響は・・・

前立腺全摘出手術に向けての覚悟・・・

前立腺がんは男性特有のがんで、治療方法による差異は有るにせよ男性機能に与える副作用は避けて通れません。

特に外科的治療では手術直後から程度、個人差はあるにせよ副作用は「必ず有る」と覚悟せざるを得ません。

副作用の強さや期間は個々人の手術の結果に依存する事になります。

前立腺がんの外科的治療方法での主な「副作用」は・・・・

前立腺を摘出すると男性機能が大幅に機能低下するか無くなる懸念があります。

夫婦生活の事も大切な事ですが、家族計画をお考えの方にとってはもっと大きな懸念を招く事柄と思います。

  1. 「男性機能の低下・損傷・喪失」と
  2. 「頻尿・尿漏れ・尿失禁」  ・・・が主なものです。

なすB-の回復状況は・・・・

男性機能の回復状況

前立腺全摘出手術後まもなく二年が経過します。

なすB-は右側の性神経を温存しましたが、両精嚢、左側リンパ腺は摘出しました。

現状(手術後2年経過)の回復状況

回復状況に大きな進捗(改善?)はありません。

  • 性欲:あります。 1~2回/月程度で年齢的(66歳)には一般的(少ないかな?)
  • 勃起の程度:40~50%程度で挿入は困難です。 この点はパートナーも了解済みです。
  • 持続時間:手術前に比較して短くなっていますね。 
  • イキ感:あります。 しかし射精はしません。

【前回までの報告】

「頻尿・尿漏れ・尿失禁」について

頻尿(排尿頻度については、ほぼ健常者とほぼ同様になったかと思っています。

1日の合計排尿回数は「水分の摂取のしかた」で変動する事も変化ありません。

尿漏れ・尿失禁は手術後・退院後は心配でしたので尿漏れパッドを利用していました。

尿漏れの程度に合わせて段階的にパッドを変更し手術後1.5ヶ月程度(退院後1か月1週間程度)で不要と判断しました。

最近で気が付いた変化は・・・

排尿する時に気がつきました。

排尿自体に支障は無いのですが「あれ??なんか陰茎が小さくなった・・」😱と感じました。

日本人の成人男性の約80%の方が仮性包茎で真性包茎は約10%程の様ですので、仮性包茎の状態はまぁ~普通😜としても

陰茎の大きさが変化している様な感じが気になりましたので、陰茎縮小(委縮)の症状・起因する要因と前立腺全摘出との

因果関係について調べてみました。

前立腺全摘出と陰茎縮小の関連性は??

まずは勃起のメカニズム

勃起のメカニズムに関しては過去の投稿でも記しましたが、陰茎内の海綿体が充血する事で成り立ちます。

誤解を恐れず簡素に表現すると・・・

  • 性的刺激を受けることで陰茎内の動脈が緊張感が緩み血流が増します。(入口の蛇口を開ける)
  • 血流が増すことで陰茎内の海綿体が血液を蓄えて(充血)膨張します。
  • 海綿体の外側を包み込む「白膜」と膨張した海綿体に挟まれた陰茎内の静脈が圧迫されます。(陰茎を包むしっかりした皮膜)
  • 静脈が圧迫されることで出口が締められ血液が留まる時間(充血)が長くなり固さが保持されます。(出口の蛇口を締める)

但し、長い時間勃起状態(充血して血液の循環が低下している状態)が継続すると、陰茎の細胞への酸素供給が不足し、

その結果酸欠状態を招き、陰茎を構成する細胞が壊死する危険性があります。

必要以上に長い時間、勃起状態を継続させる事はリスクが有る事を理解しておく必要がある様です。

勃起不全と前立腺全摘出術との関連

前立腺がんの外科的治療となる「前立腺全摘出」では、がんの病巣の位置や進行度合いに応じて

前立腺自体と共に、精嚢・リンパ節を摘出します。

前立腺の周囲にピタッと貼り付いている【性神経を保護(温存)しながら】病巣を摘出しますが、

手術の際に一旦傷ついた「性神経の回復状況=男性機能の回復状況」は手術の内容などに応じて個人差が大きく

手術前と同等に戻るか?否か?、またその回復までの期間はどれほどか?は「経過観察」をしてみないと分かりません。

一般的には「性神経の温存状況」に依存しますが、

左右の性神経の内【両方を摘出した場合】は残念ですが男性機能は100%喪失します。

では片側を温存出来れば「安泰か?」というと、こちらも一概にそうとは言えない情報があります。

海綿体の線維化とは

外科的治療で性神経の片側が温存できた場合、個人差は有るにしろ時間の経過と共に男性機能が回復が期待できますが、

性的刺激等で勃起(陰茎の充血)しても前立腺全摘出前の固さや持続時間の短縮などの低下は避けられません。

陰茎の海綿体を「海に棲む海綿」に例えると・・・、

日常的に水分を含ませて使用していると「いつまでも水分を含んで柔らかくなり長持ちして使用できます。」

一方、しばらく放置してしまい「カラカラに干しあがった」状態にしてしまうと元の状態に戻らなくなってしまいます。

陰茎の海綿体も同様で「血液が充満しない状態」を長期間放置していると海綿体が固くなり充血しなくなってしまう様です。

この状態を【海綿体の線維化】という様です。

加えて厄介なことに「一度、線維化した海綿体は性神経が回復したとしても復元しない」様です。

性神経の摘出や損傷からの回復期間中は性欲も減退するので勃起する機会が減少します。

睡眠中の「自然勃起≒朝勃ち」などは殆ど起きませんので更に海綿体の線維化が進む傾向になるのかと思います。

朝勃ちは単にエネルギーが溜まっているだけでなく、陰茎の海綿体の損傷を防止するための

対策として起きている生理現象であることを始めて知りました。

人間の身体って良く考えられて出来ているんですね。

なすB-の現状は・・・

なすB-の現状の印象は・・・

亀頭部と陰茎の筒状の部分で表現すると、

亀頭のカリ首の付け根の部分が「細く」なっている感じがします。

勃起時の陰茎の形状で表現すると、陰茎がカリ首の付け根に向けて【先細り】な感じです。

また勃起していない平常時の陰茎の大きさが以前に比較して「短小」になったかな?と感じています。

現在の勃起度合いの回復状況は手術前の50~60%程度で、手術直後と大きな変化ありませんが、

使わないとダメになって行く典型的な例かもしれませんね。

前立腺全摘出治療と陰茎縮小は深く関連していると言えます。

確かに、定期健診の際に主治医から勃起を促す薬の処方希望の有無を問われました。

当医師はアメリカでの研修経験をお持ちで、現地の患者さんの中に毎日使用する分量での

処方箋の発行を希望する患者さんのいらしたと仰っていましたが、なすB-は辞退して来ました。

「試すなら早いうちからの方が良い」とも仰っていました。

手術後の早い時期に勃起不全に対処するお薬を試したら近況は違っていた可能性は否めませんが、

当処方箋の費用は国民健康保険の対象外となりますので発生する費用は全額自己負担となり、

経済面での負担も考慮しての選択でした。

【まとめ】

今回は前立腺全摘出手術後2年が経過する時点で気が付いた事と近況を整理しました。

  • 男性機能の回復状況
  • 頻尿:尿漏れ・尿失禁の状況

特に男性機能のうちで新たに認知した陰茎縮小(委縮)の様な症状を記しました。

投稿内容がプライバシー性が高い事柄ですので、一般情報としての開示は例が少ないかと思います。

なすB-個人の一個人の例ではありますが「実体験を通しての情報」が読者の方のご参考になればと思い投稿します。

長文になってしまいましたが今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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