実録! 前立腺がん手術の医療保険の報告
この記事でお伝えすること
はじめに
こんにちは。
いつもなすB-のガンバル日記にお立ち寄りいただきありがとうございます。
前立腺がんに罹患し、前立腺全摘出手術を受け2か月が経過しました。
来週には2回目の外来診察を受診する予定でいます。
そこでこの投稿では任意で加入中の医療保険から支払われる保険金について整理します。
これから任意の医療保険への加入をご検討されている方のご参考になればうれしく思います。
結論
収支実績については下記に記載します。
なすB-の独断と偏見の固まりで個人的見解🤔に加え
FP(ファイナンスプランナー)の知識を有する訳でもありません。
その点を予めご了解いただいた上でご一読いただけます様お願いいたします。
なすB-が生まれ変わることが出来て、同じ人生を歩むことが可能であれば・・・
なすB-の見解としては、任意の医療保険には加入せず、その掛け金である保険料を
「全額貯蓄して、生涯積み立てを継続する。」ことに気が付かなかった事を後悔しています。
途中で病気になった場合には公的保険を利用(30%の自己負担金)+高額医療費支払制度の活用を考えます。
なすB-が加入済み医療保険のおさらい
なすB-が加入している任意の医療保険の内容は・・・
- 加入時期:2003年10月(なすB-が47歳の時です)
- 加入期間:16年10か月
- 支払期間:65歳まで(残り6か月間)
- 保険保証期間:生涯
- 保障の内容
- 本契約
- 特定疾病給付(がん、心筋梗塞、脳卒中 各1回)
- 入院費
- 本契約:通算5日間以上の入院から保障。
- 手術費
- 退院祝い金
- 通院費
- 通院保障の日数:2人合計で730日間分
- 保険対象者:2人(なすB-とパートナー)
- 入院特約(追加契約)
- 入院費:通算2日間以上の入院から保障対象。
- 本契約
ここでの注目点:
なすB-の契約では本契約の条件=通算5日間以上の入院をしないと以下の費用は給付されません。
- 手術費
- 退院祝い金
- 通院費
入院費については入院特約を追加契約していたので検査入院の2日間は給付されましたが・・・
2日間の入院でしたので上記の3給付金は支払われませんでした。
本契約の約款の理解不足だった事を契約締結後17年目にして気が付いた次第です。(トホホ😭)
過去の投稿
保険料 vs 保険金の収支実績
今回の入院・手術に掛かる医療保険関連の収支をまとめました。
保険料(支払い分)
保険料支払い総額(見込み):8,691,488円
- 保険料:41,786円/月
- 支払期間:208か月間(2021年2月終了予定)
保険給付金(入金分)
保険給付金合計:2,111,000円
- 特定疾病給付金(がん、心筋梗塞、脳卒中):1,600,000円
- 入院手当1:16,000円(8,000円x2日)
- 入院手当2:88,000円(8,000円x11日間)
- 手術特約給付金:320,000円
- 退院給付金:60,000円
- 通院手当:9,000円(3,000円x3日)
現時点での収支のまとめ
収支 = 保険給付金(入金分) - 保険料(支払い分)と考えると・・・・真っ赤かです😆
-6,580,488円 = 2,111,000円 - 8,691,488円
現時点では保険料の支払が未だ少し残っていること
パートナーを含め、今後に病気になる可能性がある事 等々を考慮しても
支払った保険料を全額回収しようとすることには無理があると実感しています。
保険料を回収するために病気になろうなんて考えること自体ナンセンスな事ですし・・・ね。
前立腺がん関連で実際に病院に支払った費用
- 最初の病院(前立腺がん診断+検査入院)
- 自己負担金:79,850円(高額医療費支払制度は非該当)
- 前立腺全摘出手術した病院
- 自己負担金:124,291円
- 前立腺全摘手術での入院費+手術費:109,831円
(自己負担率30%で500,000円程度の負担と予測していました) - 高額医療費支払制度を活用
- 認定額以上の費用は病院から直接国民健康保険(市役所)に請求いただいた。
- 前立腺全摘手術での入院費+手術費:109,831円
- 自己負担金:124,291円
※高額医療費支払制度では、自己負担分を一旦全額支払いし、後日市役所に請求手続きすることも可能です。
なすB-の医療保険加入時の思い
なすB-は「保険はお守り」。
自分は年齢も若く「歳を重ね、いつかは病気をするかもしれないけど・・」。
だから「何かあった時に手助けになれば良い」という軽い感じで加入していました。
契約書の約款(やっかん)も良く読まず、理解も不十分なまま契約し、保険料を支払い続けていました。
今回の入院+手術に伴い、保険金を請求する段階で初めて自らが契約していた保険の内容を「正しく理解」した次第です。
医療保険に加入される際の考慮点
ご自身で保険に加入される場合には最低でも以下の項目をシッカリ理解した上で契約されることをお勧めします。
- 本契約で保険が担保される内容
- 特約(特別契約)で保険が担保される内容
- 保険金が支払われる条件
- 保険金が支払われない条件(なすB-の保険契約を例に考えます)← これが大切です。
- 入院給付金:入院日数での制限(縛り)
- 本契約では通算5日間以上が前提 ← 昨今、入院をしないで治療する場合も多くなってきていますね。
- 「通算2日以上の入院」でも給付金が出るように特約を追加契約しました。←入院給付金にのみ有効だった~~
- 手術給付金:本契約の条件に合致する手術をしたときのみに給付されます。
- 退院給付金:本契約の条件に合致する入院をしたときのみの退院で給付されます。
- 通院給付金:本契約の条件に合致する入院条件での退院後の通院でのみ給付されます。
- 計上可能期間:退院日から120日以内(4か月)の通院分が対象
- 最大30日間請求可能(逆に言えば1回の入院につき「それ以上の期間は給付されない」ということ)
- この条件でなすB-の契約内容から730日分の通院給付金を支給いただくためには・・・
- 4か月ごとに病気で合計6回入院し、且つ、退院後に毎回30日間の通院したと想定すると・・・
- 730日分の通院給付金を支給されるためには 30日 x 24クール(?)の回数が必要となります。
- 入院周期が4か月毎 x 24クール = 96か月間 = 8年間(病気になりっぱなし😱)
- パートナーとの2人分なので案分すると「一人分の回収に連続4年間かかる」ということ。(ありえへん!!)
- つまり通院給付金730日分を全額回収しようとすることはかなりキツイということでしょうか?
- 4か月ごとに病気で合計6回入院し、且つ、退院後に毎回30日間の通院したと想定すると・・・
- 入院給付金:入院日数での制限(縛り)
- 保険料の支払い終了期限はいつか?
- 生涯(死亡するまで払い続ける)
- 年齢制限(例:65歳になった後の11月まで)
- 保険期間はいつまでか?
- 生涯(死亡するまで保険が適用される)
- 期限付き(例:65歳の誕生日まで。 保険料の支払が終了した月まで。 等々)
- 先進医療への対応を考慮するか?
もし保険料を貯蓄していたら・・・
そこで「時すでに遅し」ですが、後悔しつつ代替策として考えたのが貯蓄案です。
サクッとシミュレーションしてみますと・・・
- 金利:年利0.2%の複利として
- 積立金額:41,786円/月(保険料と同額)
- 積立期間:208か月間(保険料の支払期間と同じ)
- 貯蓄額:8,843,147円
この貯蓄は「一生手を付けない」覚悟で貯め続けます。
健康であれば全額残りますので最後には好きな様に使えます。
もし途中で病気になったら公的保険+高額医療支給制度を活用します。
高額医療費の一時支払いをする場合などに「一時的にこの貯金を取り崩して」補填する考えです。
まとめ
なすB-が加入している任意医療保険について前立腺がんによる
前立腺全摘出手術で要した入院費用と手術費用に対しての保険金を整理しました。
病気関連のブログはたくさんありますが、実際に保険金がどれ程支払われるのか情報が
ありませんでしたので(皆さん、あまり口外しませんね🤐)、一事例としてご参考になればうれしく思います。
長文になってしまいましたが、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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