【前立腺全摘出手術後】溜まった精子は何処に行くのか?

予備知識

こんにちは。

いつもなすB-のガンバル日記にお越しいただきありがとうございます。

今回は前立腺がんの診断を受け、前立腺全摘出手術を体験した後1年が経過し、

体調も次第に手術前の状態に回復しつつある中で、ず~~っと疑問に思っていた事があります。

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■何を疑問に思っているのか?

それは・・・・

「溜まった精子は何処に行くのか?」です。

男性機能の知識をお持ちの方からすれば「何だそんな事?」と思われるかもしれませんが、

「有るべき臓器が健在」である場合、どのように機能するかは理解してるつもりでも、

「有るべき臓器が無くなった」状態で、精子は毎日作り続けられます。

「残る臓器がどのように機能」するか特に考えた事も無かったので

「疑問と不安」が高まりましたので自己疑問を解決したいと思い

調査した内容を投稿します。

■結論

「前立腺がん」や「前立腺全摘出手術」のキーワードからは核心の情報に届かず苦戦しました。

視線を変えてキーワードを精子・精液に変更する事で求めていた情報に出会えました。

参考にした情報は、身近なウィキペディアに以下の内容がありました。

これがなすB-が求めていた答えです。

ヒトの副睾丸(精巣上体)は空の状態からでも3日間で満たされる。満タンになっても精子は常に作り続けられ、古い精子は分解され体内に吸収される

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』精液

この情報に行き着くまでに調査した事柄を以下に整理して記載します。

■新たな疑問

前立腺全摘出手術を受けるまで考えた事も無かった事は・・・・

前立腺がんと確定診断されて後、がんの進行状況に考慮した治療方法をいろいろと検討し、

ちょうど1年前に前立腺がんの処置として外科治療(ロボット支援腹腔鏡下手術=ダヴィンチ)を行いました。

手術後の経過は当ブログに掲載の通り、現時点までは順調と判断しています。

なすB-は「不安症」なのか?、目の前の課題が解決すると新たな課題に気が付いてしまいました。

「精巣(睾丸)で作られた精子は何処に行くのだろう???」という疑問でした。

その疑問の背景は、前立腺全摘出手術の時に「一緒に両側の精嚢」を摘出しました。

そこで「あれ??」。 精巣(睾丸)があるのに作られた精子は何処に行っちゃうの????

「お腹の中に溜まっちゃうのかな??」と思春期の男の子の様な疑問を持った訳です。

■精子製造から射精までのプロセスの復習

なすB-の理解は以下の通りでした。(しかしこの理解は間違っていたことが以下に判明します)😖

「精子は精巣(睾丸)で作られた後に精嚢に溜められて前立腺を通って射精で対外へ放出される。」

この理解でず~っといました。 

しかし精嚢が無くなった現在、「作られた精子は何処に溜まるの??」となりました。

ここで精子が作られてから射精するまでの流れを復習しました。

関連する臓器の順番で・・・・

  1. 精巣(睾丸)
  2. 精巣上体(副睾丸)精子の貯蔵庫(最大10億個くらい貯蔵できる)← ここの理解が間違っていた!!😱
  3. 精管(輸精管)精巣上体から精嚢までの経路
  4. 精嚢(精液の70%程度:精嚢分泌液)← 精嚢は射精に向けての事前的な待機場所だった~~。
  5. 射精菅(精嚢から前立腺へ伸び射精時に精液を流す)
  6. 前立腺(精液の30%程度:前立腺液)
  7. 尿道
  8. 外尿道口

■精子と精液の違い

精液の成分は・・・

  • 1回の射精量:WHO基準2ml/回 ≒ 2gとして・・・・2g /100 =20mg
  • 精液:液体成分:精漿(せいしょう)+細胞成分:精子
  • 液体成分:前立腺液 約70%
         精嚢分泌液 約30% 
  • 細胞成分:精子 1%程度
  • 1回の射精で放出される精子の数:1~4億個

精子について・・・

  • 1日で作られる精子の数:5000万~1億個
  • 精子の大きさ:100~150マイクロメートル
  • 1回の射精:精液2mlの1%として = 0.02ml」分しかない。

■精嚢・前立腺の役割

  • 精嚢:精巣で作られた精子に運動のエネルギー(栄養)を供給し、射精時に射精菅へ送り出す。
  • 前立腺:精液の30%を占める前立腺液を出して精子に活性を与える。

■もともとの疑問点:前立腺を摘出後の精液(精子)はどこに行くのか?

今回の男性機能を改めて調査し、各所の情報を読み進むうちに疑問点を解決する情報に出会いました。

精巣上体(副睾丸)に溜まった精子は、

一定期間経過すると身体に吸収(タンパク質として)され時間経過と共に消滅する事が判明しました。👍

前出のウィキペディアの情報を再度引用させていただきます。

ヒトの副睾丸(精巣上体)は空の状態からでも3日間で満たされる。満タンになっても精子は常に作り続けられ、古い精子は分解され体内に吸収される

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』精液

■まとめ

今回は前立腺全摘出手術後1年が経過し、概ね順調に回復していると思える中、

日々作り続けられる精子の行方に関する素朴な疑問が湧きましたので、

手術前に確認するべき基本事項だったと思いましたが調べました。

この先、なすB-は今以上に子孫を残す事は考えていませんが、

お若くして前立腺全摘出手術を検討される場合など、精子を事前採取しての冷凍保存は選択肢の一つです。

精巣(睾丸)が温存されている場合は、精巣から精子を抽出して子孫を授かる可能性もあるのかと思いました。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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