【国勢調査】インターネット回答で注意したい事
こんにちは。
いつも「なすB-のガンバル日記」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
昨日に郵送されて来た国勢調査を、早速実施しましたので気が付いたことを投稿します。
この記事でお伝えすること
そもそも国勢調査とは何か? ザクっと。
- 目的は?
- 統計法という法律に基づいて実施されます。
- 日本に住む全ての人が対象です(外国人も含まれます)
- 実施周期は?
- 5年に一度の周期で実施します。
- いつから実施しているのか?
- 大正9年(1920年)から実施します。
- 外国での実施状況はどうか?
- アメリカ、中国、韓国、タイ、インドネシア等、世界各国でも実施されています。
- 調査内容は?(抜粋)
- 性別
- 出生年月日
- 就業状況
- 従業地または通学地
- 世帯の種類
- 世帯の人数
- 住居の種類
- 住宅の建て方
- 調査からわかることは何?
- 住民票の転出・転入等のデータとは独立して、現在の住所での人口、世帯数や世帯の実態が集計できます。
- どの様な事に役立つのか?
- 行政の施策立案に利用(少子化・高齢化への対応、防災対策、雇用対策の基礎情報)
- 各種法令に基づく利用(選挙区の選定、地方交付税算定の基礎情報)
- 学術研究への利用(将来の人口・世帯数の予測などの基礎資料)
- 回答責任
- 全員が回答する義務があります
- 処罰の有無
- 統計法の第六十条、第六十一条に記述があります。
- 処罰内容
- 六月以下の懲役又は五十万円以下の罰金
- 基幹統計調査の報告を求められた個人又は法人その他の団体の報告を妨げた者
- 基幹統計の作成に従事する者で基幹統計をして真実に反するものたらしめる行為をした者
- 五十万円以下の罰金
- 基幹統計調査の報告を拒み、又は虚偽の報告をした個人又は法人その他の団体
- 資料の提出をせず、若しくは虚偽の資料を提出し、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、若しくは同項の規定による質問に対して答弁をせず、若しくは虚偽の答弁をした者
- 匿名データの提供を受けた者又は当該匿名データの取扱いに関する業務の委託を受けた者その他の当該委託に係る業務に従事する者若しくは従事していた者で、当該匿名データを自己又は第三者の不正な利益を図る目的で提供し、又は盗用した者
- まとめ
- 統計調査を拒否したり、虚偽の報告をすると罰則があるようですが、どれほど強硬に適用されるか経験が無くわかりません。
- 六月以下の懲役又は五十万円以下の罰金
出典:東京都総務局ホームページ
出典:ウィキペディア
実施の方法
- 調査票に記入後、郵便にて返送する方式
- 従来型ですね。
- 10月1日(木)から10月7日(水)までに提出完了で「調査終了」です。
- もし10月7日(水)までに提出されない場合、調査員により「直接回収」されます。
- インターネットの専用ホームページで入力・回答する方式
- 9月14日(月)~10月7日(水)まで回答可能です。
【更新】令和2年国勢調査サイトへのリンクは削除されました。
令和2年国勢調査
出典:総務省統計局ホームページ
実際に回答してみた感想
「なすB-」の場合、端的に申し上げて「あっけないくらい簡単でした。」
記入要領を読む時間を含めてザクっと「15分間程度」でした。
経緯:
- 基本の「共通質問項目」は全員が回答します。
- 現在の住所に住んでいる期間が5年間以上であること。
- 9月24日~9月30日まで1週間で収入の伴う仕事をしていないこと。
上記の2番、3番の質問項目を最後に調査は終了しました。
理由
- 5年前の住所に対する調査が省略されました。
- 収入が伴う仕事をしていないため省略されました。
- 仕事に関する調査が省略されました。(これは結構、細かい質問項目です。)
- 勤務先情報(業種、名称、事業内容 等)
- 自分の仕事の概要
- 仕事に関する調査が省略されました。(これは結構、細かい質問項目です。)
インターネットでの回答上の注意点
インターネットを介してホームページから調査項目に回答しますのでスムーズに処理できました。
インターネットを使用しての調査では10月7日(水)までは回答内容の修正が可能です。
特筆する注意点は「あまりありません」が気が付いたことを以下に整理します。
パスワードの設定とメモする
- 調査項目への入力終了後、データ送信直前に「パスワード」を設定します。
- このパスワードは忘れないよう「必ずメモ」してください。
- 重要:「再ログイン時」に調査票に同封の書類に記されたログインIDと「ご自身が設定したパスワード」が必要になります。
未使用調査用紙、ログイン情報の安全な管理
- 目的:インターネットで回答した場合は情報が改ざんされることを防止するため
- 対象書類:
- 未使用(未記入)の調査票
- 同封のインターネット回答利用ガイド(ログインID、アクセスキーの保護)
- ご自身が設定したパスワードのメモ
- 期限:
- 10月8日(木)以降に破棄されることをお薦めします。
- 破棄の仕方:
- シュレッダーなどで細切れにされると安心度が高まります。
調査員を装った詐欺や不審者にご注意
- おかしい?と少しでも感じたら地元の市町村へ確認してください。
おわりに
5年に一度の国勢調査をインターネットから行いました。
新型コロナウイルスの対応で、諸外国に比較して行政処理への
ICTの浸透がまだまだ遅れている事が国民にも良く理解できた事と思います。
「便利さ」を手に入れることのトレードオフとして「リスク」の存在は否めませんが、
個人情報の保護、データ改ざんの保護などセキュリティー面を堅固にした仕組が一日も早く
日本でも実現・展開されることを願うばかりです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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